『人間タンク』です。
これがわかる人は相当な映画通でしょう。今から100年前のアイアンマンですからな。連続活劇『人間タンク(The Master Mystery)』(1919)は日本でも人気があったそうですよ。上映後のフィルムは裁断されて駄菓子屋さんで売られていたなんて話があります。かねてから作ってみたかった無声映画のキャラクターですが、こんな形でも幾何学的形状の集合体であるからして手作業では仕事量が多い。石田一さんからも造形リクエストがあったキャラですが、前述の理由で着手出来ず、結果として3Dプリンターの流通を待つことになりました。そう、これは、3Dモデリングで造形し、3Dプリンターで出力したものです。出力素材はPLA樹脂。3Dプリンターでは汎用なものですが、同じく汎用のABS樹脂に比べて硬くて加工しづらい難点があります。ただ、ABSは出力時に変形しやすいので苦渋の選択でPLAにしました。組み立ててみて思ったことは・・・組みづらいです(爆)。

分割図
私の3Dモデリングのテクはまだまだですが、出力結果が最良になるまでデータの修正、作り直し、出力のし直しと、(現段階で)最良になるまで試行錯誤を繰り返しました。12パーツまで分割することになりましたが、これ1セットを出力するのに15時間かかります。ふう・・・

『人間タンク』

size:15cm
produced by KGT
Scalpted by 小浅 和大 Kazuhiro Koasa

★PLA樹脂製 未塗装・未組立キット
完売しました

『人間タンク・マスコット』

size:6.5cm
produced by KGT
Scalpted by 小浅 和大 Kazuhiro Koasa

UVレジン製
完売しました