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 本作はラヴクラフトの『異次元の色彩』を、ドイツ生まれのベトナム人監督、フアン・ヴーが映画化したもの。元は映画学校の卒業課題の企画であったが、規模が大きくなって独立系映画会社を立ち上げて制作したという。低予算でありながらクオリティが高く、原作を忠実に再現、ラヴクラフト愛に溢れる仕上がりとなっている。

 一部パートカラーの白黒映画で、可能な限りのVFXを駆使。白黒映画なので合成のアラが抑制され、場面によっては実写と見紛うところも多数。

 「色彩」は「煙状では恐怖感が出ない」ということでゲル状の球体で表現されている。

 リリースされているメディア(Bru-ray/DVD)には日本語字幕がフォローされている。

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