THE BRIDES OF DRACULA

【スタッフ】
監督:テレンス・フィッシャー
脚本:ジミー・サングスター、ピーター・ブライアン、エドワード・パーシー
撮影:ジャック・アッシャー
美術監督:バーナード・ロビンソン
音楽:マルコルム・ウィリアムソン
制作:アンソニー・ハインズ

【キャスト】
ピーター・カッシング(ヴァン・ヘルシング)
イヴォンヌ・モンロー(マリアンヌ)
フリーダ・ジャクソン(グレタ)
デヴィッド・ピール(マインスター男爵)
マチータ・ハント(マインスター男爵夫人)
マイケル・リッパー(御者)  

 巻頭に「ドラキュラの死後も彼の呪いは生きている」と言う趣旨のナレーションが入り、ドラキュラ自身が登場しないことを宣言する。
  花嫁学校の新任教師マリアンヌ(イヴォンヌ・モンロー)が赴任先の学校へ行く途中、マインスター男爵家の未亡人(マチータ・ハント)に誘われて城に一泊する。彼女は吸血鬼になってしまった息子=若きマインスター男爵(デヴィッド・ピール)を鎖で繋ぎ、女性を調達して与えていたのだ。しかし、マインスターはマリアンヌを利用して逃亡し、花嫁学校に赴任したマリアンヌをも狙う。かくして、再びヴァン・ヘルシング博士が乗り出してくることになる。ラストはヘルシングが風車小屋の羽の影を利用して十字架を作り、その中に入ったマインスター男爵は滅びる。

(石田 一)