THE SATANIC RITES OF DRACULA

【スタッフ】
監督:アラン・ギブソン
脚本:ドン・ホートン
撮影:ブライアン・プロバイン
美術監督:ライオネル・コーチ
音楽:ジョン・カカバス
製作:ロイ・スケッグス

【キャスト】
クリストファー・リー(ドラキュラ伯爵)
ピーター・カッシング(ヘルシング教授)
マイケル・コールズ(マレー警部)
ジョアンナ・ラムリー(ジェシカ)
フレディ・ジョーンズ(ジョナサン・キーリー)


 郊外の屋敷で怪しげな儀式を行う謎の組織があり、イギリス諜報部の調査でそれに政財界の大物たちが絡んでいることが判明する。しかも、儀式の内容が吸血鬼信仰に基づいていることからヘルシング教授に助力が求められる。
 ヘルシングは黒幕が復活したドラキュラであることを見抜き、高層ビルの最上階に陣取るドラキュラのオフィスへ単身乗り込むが、逆に捕らえられて郊外の屋敷へ連行される。そこには孫娘のジェシカ(ジュアンナ・ラムリー)も捕らえられて祭壇に寝かされていた。ドラキュラは信奉者である政財界の有力者たちを騙して新種のペスト菌を開発し、全人類を破滅させようとしていた。
 屋敷を脱出したヘルシングを追って外へ出たドラキュラは、サンザシ(キリストの冠を作った植物)の繁みに誘い込まれ、力を失って転倒。ヘルシングは木の杭で止めを刺す。

(石田 一)