*---スタッフ---*/> [Staff]
制作:アンソニー・ハインズ
監督:フレディ・フランシス
脚本:ジョン・エルダー
撮影:ジョン・ウィルコックス
メイク:ロイ・アシュトン
音楽:ドン・バンクス
配給:ユニバーサル
*---キャスト---*/> [Cast]
フランケンシュタイン男爵・・・ピーター・カッシング
ゾルタン・・・ピーター・ウッドソープ
警察署長・・・ダンカン・ラモント
ハンス・・・サンダー・エレス
物乞いの娘・・・ケイティ・ワイルド
村長・・・デビッド・ハッチソン
神父・・・ジェームス・マックスウェル
酔っ払い・・・ホワード・グーニー
村長夫人・・・キャロン・ガードナー
創造物・・・キウイ・キングストン
[Story]
怪物を作った咎で村を追われたフランケンシュタイン男爵は、10年振りに村に戻ってきた。
時を経てもその悪名は風化することなく、またも村で追われる身となった男爵は山へ逃げた。そこで男爵は、口のきけない物乞いの娘の導きにより、洞の中で氷漬けになった怪物を発見した。男爵は研究を再開、怪物は蘇生した。しかし、怪物は10年前の山狩りの際に銃弾を頭に受けたために、外界からの刺激に反応を示さなかった。
男爵は祭の催しで見た催眠術師・ゾルタンを招き、催眠術によって怪物を動かそうと試みる。思惑通り怪物は動き出したが、ゾルタンの命令でしか動かなかった。ゾルタンはそれをダシに、「研究に協力する見返りとして、怪物の興業の利権をよこせ」と男爵を脅迫したのだ。そしてゾルタンは怪物に盗みを働かせ、祭での無許可営業を取り締まられたことを逆恨みし、村長と警察署長の殺害を命じた。村長は惨殺され、警察署長の帽子をイタズラに被って遊んでいた夜勤の警官が署長の身代わりとなって殺された。
怪物を悪行に使われた事を知った男爵は激怒し、ゾルタンを城から追い出すが、逆にゾルタンは怪物に男爵を襲わせた。しかし男爵の機転によって返り討ちにあい、ゾルタンは絶命した。
男爵を逮捕した署長は怪物の存在を知り、村をあげて山狩りを決行する。
*---テキスト---*/> [Text]
ハマーのシリーズ3作目。
本作は屈折したフランケンシュタイン男爵の事情を正当化した上で「男爵の主観」で描かれている。そのため、本来の「正義」が敵役となっている。れもあって、ハマー独特の「人を殺してまで人を作る」という常識に反したテーマはなりをひそめている。 前二作に干渉しない独立した1話完結の物語である。ユニバーサルの世界配給作品であるため、ユニバーサルのフランケンシュタイン映画の設定を許可されたこともあり、シリーズ初めて「あの怪物」が登場する。ある意味、ハマープロで製作された「ユニバーサル作品の直球リメイク」と言えるかもしれない。
ユニバーサルのモンスターは「酒好き」の面を見せたが、本作の怪物もそれを踏襲しており、加えて酒乱であった。クライマックスは酒に酔った怪物が大暴れして破壊行為に及び、間違ってクロロホルムを飲んでさらに暴れ、城が爆発して終わる。
シリーズの中で最も賑やかである。
